先ほど、WWDCが始まりました。
リアルタイム視聴を毎年やっているのですが、今年は衝撃の内容が発表されました。
「Mac、ARM対応するってよ!」
驚き! A12X(iPad Pro用CPU)でMacが動く!
あとでまとめ記事を書く際にも詳しく書こうと思いますが、まずはこれを見てください。
1:35:17あたりを見てください。
なんと、A12Xチップで動いています。
そのあと、MicrosoftのOfficeをはじめ、Safari、Lightroom、Photoshop(重いはずなのに・・・)、さらにはFinal Cut Proの4K映像(カクカクで動かない物もあるのに・・・)まで動きます。
多分下手をすれば既存のMacよりヌルヌル動いているかもしれません。
パラレルデスクトップで仮想OSも動くのには度肝を抜かれました。
さらに・・・
iPhone、iPad用アプリもほぼ修正なしで動く!
一番驚いたのはこの機能!
なんとiPhone、iPad用のアプリが動いているんです。
大体、1:44:45あたりを見ると動いていることがわかるとい思います。
今まで、MacとiOSはそもそも動いているチップセットが違ったため、移植は難しかったのが現状でした。
昨年、iPadのアプリをMac用に移植する機能はリリースされていたのですが、なかなか普及しません。
しかし、今回の発表によると、移植するための修正はほぼ不要。
これが意味するのは、Macは今後「モバイル用のアプリが動くPC」になると言うこと。
これはヤバイ。
と言うのもこれからMacで動くアプリは一気に多くなります。なにせiOS用アプリが動くのだから。
しかし、この機能で1番のメリットは、アプリの数では無いと思います。
Macでゲームが動く!
今まで、MacOSはゲームが動かないOSとして知られてきたと思います。
(全くできないわけではないのですが・・・)
しかし、iOSアプリが移植できると言うことは、ゲームアプリの移植ができると言うこと。
FGOもPUPGもツムツムも動くようになります。(Pokémon GOも?)
実際に対応するかどうかは各アプリ会社の判断になるでしょうが、ほぼ移植する手間がないなら、対応すると思います。
これでMac一つでゲームができる!
あとがき 私たちは時代の転換期に立ち会っている
今回の発表はまさに時代の転換期だと思います。
このArmに対応すると言うのは多くの会社がやってきて失敗してきた分野です。
一応形にしても、既存のアプリが満足に動かないなど大変でした。
なぜ、多くの企業が進めてきたのか。
答えは単純で「低電力、高パフォーマンス」を実現したかったから。
しかし、作ってみると低電力くらいしか実現できず。お世辞にもパフォーマンスが良いとは言えませんでした。
Appleは一つの答えを、テック業界に示したのだと、思います。
OSの対応は今秋、Arm版の発売は年末になるそうな。
期待しながら待とうと思います。